二見浦(三重県二見町)

交通
JR 二見浦(ふたみのうら)駅、JR 松下駅下車徒歩
伊勢神宮方面から 近鉄、JR伊勢市駅よりバス20分
志摩・鳥羽方面から 近鉄、JR鳥羽駅よりバス15分
二見浦 (ふたみのうら)
お伊勢さんの表参道門前町といわれる二見浦は、もともとは、伊勢神宮への参詣の前に、二見の海岸のきれいな海水で旅のよごれを落とし身を清めたところ。ここから山道に入りお伊勢さん詣でをしました。やがて、海岸沿いの街道にはお伊勢さん詣での参拝客を宿泊させる旅籠(はたご)が次々と建てられ、今の旅館やみやげ物や屋が立ち並ぶ二見浦表参道が出来ました。

二見興玉神社(ふたみこしたまじんじゃ)
二見浦海岸海水浴場の東の端にある神社。
天平時代に、行基菩薩が太江寺(たいこうじ)を開いた時に、その鎮守社として地神の猿田彦を祀り創建。明治の神仏分離廃仏毀釈政策により太江寺より独立。宇迦乃御魂を合祀し二見興玉神社と称するようになりました。

  上 二見興玉神社境内

右 天の岩屋

下 満願蛙

満願蛙解説板の文面
『この蛙は御神示によりこの水中にお鎮まりになりました。水を掛けると皆様の願いがかなえられます。』

二見蛙について (解説板原文のまま)

当神社の御祭神猿田彦大神は天孫降臨の際又伊勢神宮御鎮座の時に道案内をされたので(古事記・日本書紀)、古来交通安全の守護神として広く信仰されております。
蛙は大神の御使と信ぜられ境内に沢山ある置物は、無事かえる貸したものがかえる、などの縁起により御利益を受けられた方々の献納になるものであります。
二見興玉神社

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  夫婦岩(めおといわ・みょうといわ)  
 

 
   夫婦岩 の大きさは、男岩(おいわ)高さ9m、女岩(めいわ)高さ4m、二つの岩を結ぶ大注連縄(おおしめなわ)は長さ35m、男岩に16m、女岩に10m巻かれ、その間が9mあるそうです。

 夫婦岩は、沖合い660mの海中に鎮まる興玉神石の鳥居と見なされており、日の出の遥拝所として古くからしられ、夫婦岩の間からの日の出は、5月から7月頃が見ごろだそうです。

 夫婦岩の男岩と女岩を結ぶ大注連縄は、『結界の縄』と称され大注連縄の向こうを常世神(とこよのかみ)が太平洋の彼方から寄り付く聖なる場所、そして手前を俗世という隔たりを表しています。この大注連縄は、文保年間(1317〜1319年)には張られていたということで、現在も氏子の人たちにより年3回、5月5日、9月5日、12月の第3日曜日に大注連縄の張替え神事が行われています。

 

 
左 池の浦、松下方面よりの二見興玉神社参道

左下 八大龍王をまつる龍宮社

下 各地の観光地に見られるさざれ石