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大阪 |
住吉大社摂津国の一の宮、全国約2300社余の住吉神社の総本宮
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縁起(古事記より)
むかし、イザナギとイザナミが子作りに励んでいた頃(その数島14、神35)の話。イザナミは火の神を産んだ時に陰処(ほと)を焼かれ、その傷が重くなって黄泉国(よもつくに、夜見の国ともいう)へ旅立つ。最愛の妻に先立たれた
イザナギは黄泉の国へ訪ねていく。だが、蛆がわき膿があふれ出ているあまりにもおぞましいイザナミの姿を見てイザナギは逃げ出す。イザナミは
追いかけるがやっとの事で振り切り、国に帰ったイザナギは、自らの穢れた体を清める為に禊(みそぎ)払いをする。
まず、身に付けていたものを脱ぎ捨てた事から十二柱(十二の神)が生まれる。 次に、身体に水をそそぎかけて洗い清める。その時、 河の底深く沈んで身体をそそいだときに生まれた神の名が底筒之男命(ソコヅツノヲノミコト)ともう一柱 、 次に水の中で身体をそそいだ時に生まれた神の名が中筒之男命(ナカヅツノヲノミコト)ともう一柱 、 次に水の表に出て身体をそそいだ時に生まれた神の名が上筒之男命(ウワヅツノヲノミコト)ともう一柱 、 この底筒之男命、中筒之男命、上筒之男命が住吉の三座の大神であり、いずれも星により航路を定めた当時の 海路を守る神である。 次に、左眼を洗い天照大御神(アマテラスオオミカミ)が生まれ、右目を洗い月読命(ツクヨミノミコト)、鼻を洗い建速須佐之男命(タケハヤスサノオノミコト)が生まれる。
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日本一の太鼓橋、地上の人の国と天上の神の国とをつなぐ掛け橋として、虹をかたどっている。 |
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本殿(左記三柱と神功皇后(しんぐうこうごう) を祀る四つの本宮があり、住吉造の社殿はいずれも国宝) |
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神功皇后(しんぐうこうごう) は、住吉の神の力をかりて新羅(朝鮮)に出兵し、国益をもたらした功により合祀された。 |
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大阪府大阪市住吉区住吉 2丁目 9-89
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