大阪 天満宮

由緒

御祭神 菅原道真公

 大阪天満宮は、天暦三年(949)村上天皇の勅願により、大将軍の森と称せられたこの地に御鎮座になりました。現在の本殿は、弘化二年(1845)に再建された権現造で、大塩の乱など幾度かの戦災にあったが、寸尺も位置を変更することなくお鎮まりになっています。
御祭神菅原道真公は、学問の神様として信仰篤く、「天満の天神さん」と人々に敬慕され、広く大阪の氏神さまとして崇敬されています。
 殊に夏の天神祭は、当宮創祀の翌々年天暦五年(951)に始まり、以来一千有余年の歴史と伝統を有し、日本三大祭の一つに数えられる盛儀であります。

(境内の解説板より転記)

由緒補足
 菅原道真公は、政敵藤原時平の策略により延喜元年(901年)九州太宰府のに左遷されることになりました。その途中摂津中島の大将軍社に参詣した後、太宰府に向いましたが、2年後にわずか59歳でその生涯をとじました。その後、村上天皇の時代に、大将軍社付近で不思議な出来事が多々おこり、それを伝え聞いた村上天皇は、これを菅公の怨念によるものと考えて、天暦三年(949年)に同地に菅原社を鎮座されたのが天満宮の始まりだそうです。大将軍社は、その後摂社として祀られるようになりましたが、大阪天満宮では、現在でも、元日に大将軍社にて「拂暁祭(ふつぎょうさい)」という神事の中で「祖(そ)」と言ういわゆる借地料をお納めする習わしになっているそうです。

 現在の本殿は大塩平八郎の乱による天保8年(1837年)の大火で全焼した後、弘化2年(1845年)に再建されたものです。


日本三大祭の一つ、天神祭は毎年7月24・25日に亘り盛大に繰り広げられます。
 
大阪天満宮祭事一覧

大阪天満宮 〒530-0041 大阪市北区天神橋2丁目1番8号
TEL : 06-6353-0025

交通・・・

JR東西線 大阪天満宮駅
大阪市営地下鉄 谷町線、堺筋線 南森町駅