伊賀上野城 別名「白鳳城」 三重県上野市丸之内1106
上野城(伊賀上野城)は、別名「白鳳城」と呼ばれる美しいお城で、天守閣は木造3層からなっています。木造瓦葺き、白壁の塗込めによる純日本建築様式の現在の天守は昭和10年に地元の名士により復興されたもので最後の大形木造建築といわれています。中には江戸時代に当地を治めていた藤堂藩に関する兜、書献等の貴重な資料、3階の天井絵は横山大観氏の作品や、伊賀地方の文化産業に関するものを展示されています。
伊賀上野城は、天正13年(1585)に当時の領主筒井伊賀守定次が織田信長の天正の乱で焼かれた平楽寺跡に築いた平山城を前身とします。
慶長13年(1608)、伊賀の領主となった藤堂高虎が、徳川家康から命を受け大阪方との決戦に備えて建設に着手。しかし5層の天守は完成間近にして、台風のために倒壊し再び建てられることはありませんでした。
伊賀上野城の写真 |