圓通院

臨済宗妙心寺派

   

沿革

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 当山は仙台藩祖伊達政宗公の嫡孫光宗君の菩提寺にて御霊屋は正保四年仙台藩主二代忠宗公の建築になる桃山様式なり
 厨子には金色鮮かに支倉六右衛門常長のローマより持ち帰る日本最古の洋バラの油絵並にトランプ模様が丹念に描かれてある
 内には本尊十一面千手観音並に八幡神に擬し白馬に跨る光宗君の像 左右には八金剛にかたどった殉死者の像が祀られている
 床は郭公張り鶯張りなり 院内奥の庭園は小堀遠州設計の心字型の池と伝えられ、また奥庭に禅寺には珍らしくバラが植えられている  三世紀に亘り未公開であったが国の重要文化財に指定された事を機に松島を表現した枯山水の石庭を造営し一般公開となったものである
  圓通院圭白 (以上境内解説板全文)

 

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写真

「三慧殿」(御霊屋・国重要文化財)

1646年(正保3年)開創 

 江戸城内で、19歳で死去した伊達政宗公の嫡孫光宗公を祀る。

 宝形造本瓦葺、総欅材でつくられており、中には馬上束帯光宗像や十一面千手観音像などが祀られている。(上記沿革参照)

 厨子のバラの絵補足−金箔の地に白、赤、緑の三色を用い、材料として緑青やサンゴなどを使っているため、永久に変色することがない。

 バラ園補足−扉のバラにヒントを得た天野明道住職が、院内6,000平方メートルあまりに、色とりどりのバラを植え込んで一般に開放した。

松島町松島字町内67

仙石線、松島海岸駅から徒歩7分 瑞巌寺隣

 

松島海岸 瑞巌寺 五大堂 圓通院 観瀾亭

どんぐりころころ